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プロローグ はじめに

今年、後期高齢者の仲間入り、終活もそろそろ考えねばと心の片隅で考え出している私、通称“薪じい”です。
本ホームページを参照し、老後の生活を見つめ、皆さんが自分の思いを提示し交流している場に私も参加したいと思い、投稿させていただきます。

1 二地域居住

50歳を迎え、それまで馬車馬のように働いてきたが、管理的立場につき、ストレスに悩まされ、抗うつ剤を処方される状態に陥った。
職場の問題から一時的にも解き放たれたいと我が家から130Km程離れた南アルプスを一望できる地に「癒やしの山小屋」を建てた。
休業日にも問題事項が多発する日々にあって、月に1回も山小屋を訪れるチャンスはなかった。 小屋暮らしを思い浮かべるとストレスから救われる思いで、日々の難題に対応した。


地域の方々との交流、薪ストーブ生活、キノコや沢筋に自生するワサビ、果物三昧の生活、夢中になること多々の田舎暮らしであった。
現在もこの山小屋を所有しているが、親の介護や自身の高齢化に伴い病気もいろいろで、1級障害者になった現在、 年数回の南アルプスとの出会いとなっている。
画像は「南アルプスの上に昇る朝日」

2 エネルギーの有効活用

太陽が地球に放射しているエネルギーは膨大であり、その内の1%も人類は活用していないという。
この未利用太陽エネルギーの活用を積極的に行うことで、化石燃料の消費や危険が伴う原子力発電などに依存しない生活を今以上に希求したい。

ア、家の高断熱化

家の改築に伴い、家全体を断熱気泡で囲い、窓や扉は断熱二重化し、窓フィルムも導入した。
その結果、真夏でもエアコンは就寝時短時間使用するだけで 暮らしている。
もちろん夜間は、網戸越しの冷えた空気を取り入れ、家全体の冷却に努めるとともに、日中の換気はストップし屋内の高温化を抑える地道 な 努力にも心がけている。

イ、薪ストーブの活用

冬期は薪ストーブを活用して全棟暖房し、石油ストーブやエアコンは一切使っていない。
薪燃焼と化石燃料の燃焼を、地球温暖化の観点から考えるとき、薪の燃焼は大気の二酸化炭素上昇に影響しない。
通常樹木は枯れると、キノコ類や微生物が分解し、大気中に放出している。
このようにカーボンニュートラルに基づき人間が燃焼させて熱エネルギ ーを利するか、微生物などが生活エネルギーを得るために分解しても、 大気中に排出される二酸化炭素濃度には変わりない。
ところが20世紀以降、化石燃料の利用が増大し二 酸化炭素濃度を急激に上昇させて いるのだ。
さらに、薪ストーブは料理にも利用が可能で、二酸化炭素排出量削減に大いに貢献している。
そのため我が家のIH調理器は薪ストーブ活用期間中は、お休みがちである。

ウ、太陽光発電&太陽熱温水利用

我が家は、自家で使用する電力量の約2倍をソーラーパネルで自家発電している。
オフグリッド化していないので、残った電力は売電し、夜間の発電していない時間 帯の電力利用は、中部電力から購入している。
自家発電時間帯にできるだけ 電気器具は使用するように心がけているが、今後はポータブル電源を導入し、電力の有効利用をより進めていきたいと考えている。
また、夏季は日差しが強く、日だまりの水は高熱化する。これを活用するため我が家は日中、アルミ箔板上に薬缶を置くようにしている。
これにより毎日の麦茶は、IH電力を少し使うだけで沸かすことができる。
個人でできることには限界があるが、きめ細かな取り組みを考え実行している。
この結果、我が家の電気代は月平均で5,500円、年間66,000円で済ませており、売電収入は、月平均16,000円、年間190,000円ほどである。

3 農的生活

我が家は、無農薬野菜を自作し、子供世帯にも送り、食べてもらっている。
その考えの根底には、食品添加物や農薬などの化学物質が、アレルギー体質や障害などにも影響しているのではと、疑問視しているからだ。
そのため、加工食品を避け、味噌やパン、ヨーグルトなども自作しその種類を増やしてきている。
このように安全な『食』を求めてきた。
10年前からは、セイヨウミツバチによる養蜂も日々の営みとなってきている。
近年、ススメバチの被害が多いので対策としてミツバチのに白いネットを被せています。

きっかけは小学生の時、国語教科書の読み物教材にあった養蜂家の暮らしに憧れ、退職後挑戦してみた。
毎年、数十㎏の蜂蜜を得ることができ、我が家の大切な自給食材の一つだ。
このように四季を通じて畑等で活動することで、風邪をひくことはほとんどない。
畑友とは「毎日畑に出て、健康を紡いでいるんだよな」などと話し合っている昨今である。
自分なりに充実したリタイアライフではあるが、身体を長年酷使してきたことで、心臓病を悪化させたり癌を患ったりし、 現在リハビリも含め、規則正しい生活を心がけており、地球に優しく安全な暮らしを今後も続けていきたい。


記事投稿者"薪じい"の紹介 by Rocky
私の薪ストーブ暮らしを知ってる知り合いから、体調を崩して今年の薪が足りない方を紹介されました。
我々4人の薪仲間には数年分のストックあり、台湾で聞いた「雪中送炭」という中国の故事成語を思い出した。
「華やかな場に花を送るのではなく、厳しい雪の日に炭を送る行いこそが真の友である」換言すれば「人が困っているときに援助の手を差し伸べる」である。
そんな出会いの彼も団塊の世代で共感する生き方をしているので、投稿をお願いしました。


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